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【終了】Open Storage 2021 クロージングイベント「ジャイアント・トらやん―ファイヤーパフォーマンス&スペシャルトーク Vol.2」
MASK参画アーティストが集結

2021年11月13日(土)
13:30~ 14:30
MASK[MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA]

美術館へ旅立つトらやんのMASKでのラストパフォーマンス
【Vol.2】MASK参画アーティストが集結
宇治野宗輝(現代美術家)×金氏徹平(美術家・彫刻家)×久保田弘成(美術家)×持田敦子(アーティスト)×やなぎみわ(美術作家・舞台演出家)※オンライン出演×ヤノベケンジ×芝川能一

MASK開館当初に収蔵され、シンボル的な作品として初回の「Open Storage 2014」から来場者に親しまれているヤノベケンジ氏の《ジャイアント・トらやん》は、来年2月に開館する大阪中之島美術館への寄贈が予定されており、MASKでの展示は今年が最後となります。そこで「Open Storage 2021」クロージングイベントとして、《ジャイアント・トらやん》のMASKでのラストファイヤーパフォーマンスと豪華なゲストを迎えてのスペシャルトークイベントを2021年11月12日(金)から14日(日)まで3日間にわたり開催いたします。

11月13日(土)の【Vol.2】では、初回の「Open Storage」以来、7年ぶりにMASK参画作家6名が集結し、MASKのこれからの可能性を再考します。

火を噴くトらやんをMASKで見ることが出来る最後の機会です。どうぞお見逃しなく。

※マスクを着用してご来場ください
※37.5°以上の熱のある方、体調のすぐれない方は来場をお控えください


|開催概要|
日時:2021年11月13日(土)13:30~14:30
料金:2,000円 
会場:MASK[MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA]

申込方法:以下リンクPeatixよりお申込みください

【Vol.2】https://openstorage2021-closingevent-vol2.peatix.com/view


|ゲストプロフィール| 

【Vol.1~3】

ヤノベケンジ現代美術家)
1965年大阪生まれ。90年初頭より、「サヴァイヴァル」をテーマに実機能のある大型機械彫刻を制作。97年チェルノブイリを訪れる《アトムスーツ・プロジェクト》を敢行。2011年震災後、希望の彫刻《サン・チャイルド》を制作し国内外で巡回。20年3月末、人類の守護獣《KOMAINU ―Guardian Beasts−》を疫病から人々を守る願いを込め展示する等、アートの枠組みを超えた幅広い創作活動を続けている。

 

芝川能一一般財団法人おおさか創造千島財団 理事長 / 千島土地株式会社 代表取締役社長)
昭和23年兵庫県生まれ。昭和47年慶応義塾大学卒。住友商事㈱を経て千島土地㈱入社。千島土地は江戸時代からの豪商・芝川家の資産を引継ぐ不動産会社で、現在は不動産賃貸に加え航空機リースを手掛けるほか、芝川ビルや名村造船所跡地等、自社保有資産を活かして地域の文化・魅力向上に貢献する活動にも力を入れている。


【Vol.2】

宇治野宗輝現代美術家)
 1964年東京都生まれ。90年代よりサウンドスカルプチャーを制作、展示/パフォーマンスを行っている。2004年からは、大量消費社会が急速に拡大した20世紀以降の「物質世界のリサーチ」を基盤に、楽器、家電製品や自動車、家具、中古レコードなど、日常的な消費者向けの製品と技術を再構成し、近代の文化を再定義するサウンド/スカルプチャー/パフォーマンスの複合プロジェクト「The Rotators」に取り組み、世界各地の展覧会に参加している。

 

金氏徹平美術家・彫刻家)
 1978年生まれ。京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。日常の事物を収集し、コラージュ的手法を用いて作品を制作。彫刻、絵画、映像、写真、パフォーマンスなど表現形態は多岐にわたり、一貫して物質とイメージの関係を顕在化する造形システムの考案を探求。『金氏徹平のメルカトル・メンブレン』(2016)、『四角い液体、メタリックなメモリー』(2015)、『Towering Something』(2013)、等国内外で個展開催のほか、自身の映像作品を舞台化した『TOWER』を京都国際舞台芸術祭(2017)や六本木アートナイト(2018)で発表。

 

久保田弘成美術家)
 1974年長野生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。土地の歴史や風土を反映させた、自然崇拝的祭礼を原型にし、車や漁船を用いた彫刻やインスタレーション、パフォーマンスを発表。財団法人ポーラ美術振興財団助成金、文化庁新進芸術家海外留学制度によりフランス、ドイツにて活動し、ヨーロッパ各地、アメリカ、メキシコ、中国等で制作発表を行う。昨今は屹立する彫刻的な自然石「根石」(こんせき)を蒐集。2017年東京 武蔵村山にその集積地である「根石院」を立ち上げている。

 

持田敦子アーティスト)
2018年、東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。同年、バウハウス大学ワイマール大学院Public Art and New Artistic Strategies修了。2018年から2019年にかけて、平成30年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツ、シンガポールにて研修。プライベートとパブリックの境界にゆらぎを与えるように、既存の空間や建物に、壁面や階段などの仮設性と異物感の強い要素を挿入し空間の意味や質を変容させることを得意とする。

 

やなぎみわ美術作家・舞台演出家)
神戸市生まれ。京都市立芸術大学で工芸を学ぶ。写真作品などで国内外で多くの展覧会を開催し、2009年第53回「ヴェネツィア・ビエンナーレ」美術展日本館代表作家。2011年から演劇活動を開始し、美術館や劇場での公演を行う。2015年に「ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ」で北米ツアーを実施。2016年夏より台湾で製造した舞台トレーラーによる野外劇「日輪の翼」(原作:中上健次原)で各地を巡業している。近年は、歌仔戯(台灣オペラ)としては初めての日台合作「アフロディーテ〜阿婆蘭〜」を作演出、2021年末に衛武営国家芸術文化中心にて公演予定。美術と舞台の両分野で活動している。


【モデレーター】

木ノ下智恵子大阪大学准教授、MASKキュレーター)
1971年生まれ、大阪市在住。専門は現代芸術、文化政策、事業プロデュース等。神戸アートビレッジセンター美術プロデューサー、大阪大学CSCD等を経て現職。企業とNPOとの共創拠点運営「アートエリアB1」やネットワーク事業「クリエイティブアイランド中之島」などに従事。他の活動には、NAMURA ART MEETHING実行委員、恵比寿映像祭オフサイト・キュレーター、岡山芸術交流パブリックプログラムディレクター、札幌文化芸術交流センターSCARTS事業統括ディレクターなどがある。