ARTIST

宇治野宗輝
参加年 2014年~

90年代より、装飾トラックの電飾や電動ドリルなどの電気製品を用いて、「Love Arm(ラヴ・アーム)」シリーズをはじめとするサウンド・スカルプチャーを制作し、国内外で数々のライヴ・パフォーマンスを披露。その発展形である「The Rotators」プロジェクトでは、DJ用ターンテーブルに細工を施したレコード盤をのせたローテーターヘッドと、接続する一連のモーター駆動の家電製品による自動リズム演奏装置を制作している。近年では、「UJINO POP/ LIFE」(彫刻の森美術館/2013年)、「ビー・ア・グッド・ボーイ」(山本現代/2013年)など個展を開催。MASKでは、2015年に収蔵作品である《THE BALLAD OF EXTENDED BACKYARD car section》を拡張させ、1ヶ月の滞在制作による新作《THE HOUSE》を発表した。

MASK収蔵作品
《THE BALLAD OF EXTENDED BACKYARD,THE HOUSE 》2015

久保田弘成
参加年 2014年~

1974年長野生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。土地の歴史や風土を反映させた、自然崇拝的祭礼を原型にし、車や漁船を用いた彫刻やインスタレーション、パフォーマンスを発表。財団法人ポーラ美術振興財団助成金、文化庁新進芸術家海外留学制度によりフランス、ドイツにて活動し、ヨーロッパ各地、アメリカ、メキシコ、中国等で制作発表を行う。2013年、MASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)にて滞在制作を行い、近隣のクリエイティブセンター大阪にて「大阪廻船」を発表。

http://hironarikubota.kill.jp/

MASK収蔵作品
《大阪廻船》2013

金氏徹平
参加年 2014年~

1978年京都府生まれ、京都市在住。2001年京都市立芸術大学在籍中、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)に交換留学。2003年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。現在、同大学彫刻専攻講師。日常の事物を収集し、コラージュ的手法を用いて作品を制作。彫刻、絵画、映像、写真など表現形態は多岐にわたり、一貫して物質とイメージの関係を顕在化する造形システムの考案を探求。個展「金氏徹平のメルカトル・メンブレン」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2016)、「四角い液体、メタリックなメモリー」(京都芸術センター、2015)、「Towering Something」(ユーレンス現代美術センター、2013)、「溶け出す都市、空白の森」(横浜美術館、2009)など国内外での展覧会のほか、舞台美術や装丁も多数。あうるすぽっとプロデュース「家電のように解り合えない」(2011)、KAATキッズ・プログラム2015 おいしいおかしいおしばい「わかったさんのクッキー」(2015-2016)などでの舞台美術を手がける。自身の映像作品を舞台化した「tower(THEATER)」(2017)でKYOTO EXPERIMENT 2017にも参加予定。

teppeikaneuji.com

MASK収蔵作品
《Splash &Flake(Pipeline/Kitakagaya)》2014 
《White Discharge(公園)》2017
《tower(THEATER)舞台セット》2017

名和晃平
参加年 2015年~

1975年大阪府生まれ。 彫刻家、京都造形芸術大学教授。2011年、東京都現代美術館で個展「シンセシス」開催。その他、数々の国際展にてサイトスペシフィックな彫刻作品を発表する。独自の「Cell」という概念を機軸に様々な素材とテクノロジーを駆使し、彫刻の新たな可能性を拡げている。現在、自身がディレクターを務めるクリエイティブ・プラットフォーム「SANDWICH」において、アート、建築、デザインなど多岐に渡る活動を行う。

http://sandwich-cpca.net/

MASK収蔵作品
《N響スペクタクル・コンサート 「Tale of the Phoenix」舞台セット》2015

持田敦子
参加年 2020年~

2018年、東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。同年、バウハウス大学ワイマール大学院Public Art and New Artistic Strategies修了。2018年から2019年にかけて、平成30年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツ、シンガポールにて研修。
プライベートとパブリックの境界にゆらぎを与えるように、既存の空間や建物に、壁面や階段などの仮設性と異物感の強い要素を挿入し空間の意味や質を変容させることを得意とする。

http://atsukomochida.jp/

やなぎみわ
参加年 2014年~

神戸市生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1990年代後半より写真作品を発表。国内外での個展多数。2009年、第53回ヴェネツィア・ ビエンナーレ日本館代表。2010年より演劇公演を手がけるようになり、2011年から本格的に演 劇活動をはじめ、美術館や劇場等で上演を重ねる。大正期の日本を舞台に、新興芸術運動の揺籃 を描いた「1924」三部作、明治後期のパノラマ館などを舞台にした「パノラマ」シリーズを、美術館 と劇場双方で上演したことで話題を集めた。 2013年に「ゼロ・アワー~東京ローズ 最後のテープ」を演出し、昨年北米5都市を巡回。2014年に今回の舞台として使用するステージトレーラーを横浜トリエンナーレで発表。京都造形芸術大学教授。
MASKでは、2016年に収蔵作品である《『日輪の翼』上演のための移動舞台車》上で約1ヶ月に渡る演劇公演の滞在稽古を行い、「横浜・新宮・高松・大阪」を巡るツアー公演を実現させた。

http://www.yanagimiwa.net/

MASK収蔵作品
《ステージトレーラー「花鳥虹」》2014
(2014年MASK 収蔵当時作品名《『日輪の翼』上演のための移動舞台車》)

ヤノベケンジ
参加年 2014年~

1965年大阪生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1990年初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに実機能のある大型機械彫刻を制作。創作の原点は、幼少期に遊び場で過ごした大阪万博跡地「未来の廃墟」。21世紀の幕開けと共に、制作テーマを「リヴァイヴァル」へと移行。2011年震災後、希望のモニュメント《サン・チャイルド》を国内外で巡回。「瀬戸内国際芸術祭2013」、「あいちトリエンナーレ2013」などに出展。

MASKでは、2014年に《ジャイアント・トらやん》《ラッキードラゴン》ファイヤーパフォーマンス、2015年に《ウルトラ-黒い太陽》放電パフォーマンスを行う。2016年には映画「BOLT」のパイロット映像を撮影するなどMASKを創造活動拠点として活用している。

http://www.yanobe.com/

MASK収蔵作品
《ラッキードラゴン》2009
《ウルトラ-黒い太陽》2009
《サン・チャイルド》 2011