
Open Storage 2026 Summer
2026.5.29[fri]~5.31[sun]
現代美術のアートフェア「ART OSAKA 2026 Expandedセクション」に合わせ、5月29日(金)から31日(日)の3日間限定で、MASK収蔵作品の一般公開を行うとともに、現在、大阪中之島美術館で開催中の展覧会「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。― 森村泰昌・ヤノベケンジ・やなぎみわ ―」に関連した、ヤノベケンジによる特別展示「驚異の部屋、漂流の分室」を開催しました。
従来、MASKでは、夏季の一般公開は、企画展を伴わない収蔵作品公開のみを行ってまいりましたが、大阪中之島美術館における関西現代美術の重要な展示の開催に伴い、共鳴する企画展を実施することで、一体的な盛り上がりを醸成したいとの願いから、本特別展示を開催することとなりました。
これに伴う特別企画として、5月31日(日)に、世界で活躍するアーティストでありながら北加賀屋にゆかりの深い、森村泰昌、やなぎみわ、ヤノベケンジによる特別鼎談及び記念撮影会を開催しました。
世界で活躍する3作家とともに記念写真が撮れる、大変貴重な機会となりました。
入場無料
参加アーティスト:
ヤノベケンジ、宇治野宗輝、金氏徹平、久保田弘成、名和晃平、持田敦子、やなぎみわ
ヤノベケンジ、宇治野宗輝、金氏徹平、久保田弘成、名和晃平、持田敦子、やなぎみわ
主催:一般財団法人おおさか創造千島財団
特別協力:京都芸術大学ULTRA FACTORY、一般財団法人ヤノベケンジ財団
Open Storage 2026 Summer
CONCEPT
ヤノベケンジ「驚異の部屋、漂流の分室」ステートメント
大阪中之島美術館で開催中の「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。」は、美術館という制度そのものを問い直しながら、記憶、収集、幻想、そして未来の廃墟を巡る巨大な“驚異の部屋”として構成されている。本展「驚異の部屋、漂流の分室」は、その世界観から都市へと流れ出し、北加賀屋へ漂着した“分室”のような存在である。
会場となる鉄工所跡地(MASK)には、ヤノベケンジによる宇宙猫や漂流物のような作品群に加え、大阪中之島美術館でも展示されている やなぎみわ の舞台車が置かれ、さらに近隣のモリムラ@ミュージアムでは、森村泰昌 による「別館」というタイトルの展覧会も展開されている。
それらを重ね合わせると、この北加賀屋一帯は、大阪中之島美術館から溢れ出した物語や残骸が漂着する、“サテライト化した驚異の部屋”とも言えるだろう。整然とした美術館空間から離れ、鉄工所跡地や街区へと拡張された作品群は、「驚異の部屋」という概念そのものを都市空間へと浸食させていく。
「漂流の分室」というタイトルには、流れ着いた断片や、行き場を失いながらも新たな場所で再び息を吹き返すイメージが込められている。宇宙猫、舞台車、漂流物、鉄工所跡地――それらは互いにゆるやかに接続しながら、未来の廃墟と祝祭、美術館と街、現実と幻想の境界を横断していく。
ここは本館から切り離された“別室”であると同時に、「驚異の部屋」が都市の中で変異し続ける、もうひとつの生態系なのである
Open Storage 2026 Summer
ARTIST
メインアーティスト
ヤノベケンジ

1965年大阪生まれ。1990年初頭より「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに機能性のある機械彫刻を制作。1997年チェルノブイリなどを訪れる《アトムスーツ・プロジェクト》を敢行。2011年震災後、希望のモニュメント《サン・チャイルド》を制作し国内外で巡回。2017年より福を運ぶ旅の守り神《SHIP’S CAT》シリーズの制作を開始。2022年に大阪中之島美術館に開館した《SHIP’S CAT (Muse)》(2021)が恒久設置される。美術の起源や存在意義を問い、環境と相互作用をもたらす作品を制作している。
https://yanobe.com/
